現在の仕事内容は?
大根のブリーダー(育種家)として、君津育種場で新品種の開発を担当しています。形や大きさが均一で、肌質が良く、病害に強いF1品種とその親を生み出すために、種まきから栽培、収穫、調査、選抜、そして交配、種とりといった一連の作業を1年かけて実施し、それを何度も繰り返します。最終的に商品化されるまでは、およそ10年。だからこそ「未来の気候はどうなっているのか」「どんな病害が流行っているのか」と想像力を働かせることが大切です。特に大根は90%以上が水分。腐りやすく病害も広がりやすいため、耐病性の強化が重要なテーマの一つです。



