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まくひとの目線に立つのが
プロの目線

サプライチェーン(品質管理)

品質管理部
嘉屋重 倫子

農学部卒
2006年度入社

現在の仕事内容は?

私の主な仕事は、国内外から集まる野菜のタネの発芽検定。吸水性のよい紙をひいた種まき用の箱や培養土を入れたトレーに、品種や産地別にタネをまき、温度条件のちがう恒温室などで発芽を見ます。多い場合には1日に100点以上の品種を扱うことも。同時並行で数日前にまいたタネの状態を確認し、検定データを作成し、他部署に共有してします。

仕事で大切にしていることは?

サカタのタネはとことん品質にこだわります。だから、日々の業務の手際のよさ、正確さや丁寧さは常に大切しています。例えば、まくタネの数を1粒でも数え間違えると発芽率そのものの計算が合わなくなり、雑な作業で、まいたタネが重なるようなことがあれば、検定結果に影響してしまうこともある。トルコギキョウやペチュニアなど、小さいタネなら直径は1ミリ以下です。細かく、かつ集中力のいる仕事。小さな気の緩みはすぐに結果に出てしまいます。

この仕事の魅力は?

気候の変動や生産性の向上、栽培の多様化などを背景に、タネの品質に対する見方は年々、厳しくなっています。それにともない、検定技術も日々、複雑かつ高度に。品質管理部門でも、これまで以上に温度条件を細かくしたり、効率的な検定を考えたりと、ニーズに応えるべく知恵を絞っています。まいてくれる人の顔を思い浮かべながら、その人の目線で、よりよいタネを届けていきたいです。間接的ではありますが、「サカタのタネはよく育つ」と農家さんやお客さんの喜びの声を聞いたときは、やはり嬉しいです。

今後の目標は?

一児の母親として、仕事だけでなく、家庭も大切にしたいと思っています。女性の多い職場なので、働き方に理解をしてもらえるし、サポートもしてもらえる。今後は、業務の効率化や適切な仕事配分など、より働きやすい職場づくりにも貢献していきたいです。

ある1日の仕事

09:00
出社、メール確認
パートタイムの従業員の出勤確認と作業量の調整
09:30
野菜の発芽試験
12:00
昼食
13:00
終了した試験結果の確認、リポート作成
15:00
集中してタネまき
17:35
帰宅

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